肉の直売 焼肉の正の巻
芸能人も、社長も、一般人も。
肉づくし、隠れ家レストラン。
ちまたでは雑誌等で「隠れ家レストラン」なるものが特集されていることがあるが、まだまだ甘い。本物の隠れ家レストランは、実は産山にある。なにしろこの店、昼1組、夜1組限定。
見た目は全くの一般住宅。入口もいたって普通の民家の玄関。農家レストランではなく、民家レストラン。もちろん館内は磨き込まれて美しさ別荘のごとし。料理はあか牛づくしのフルコース。ここに芸能人、著名人、人気歌手、大阪から飛行機で乗り付けるお客もいる。もちろん、普通の方も。


料理がすごい。あか牛を一頭買い。それを、たたき、カルパッチョ、花弁のように盛り付けた焼肉、サーロインステーキに。加えて、梅酢と養分豊かなリモナイトで育てた豚からつくる自家製グルグルウインナー、赤ワイン漬けの肉を盛ったご飯、肉のうまみが出たスープ、産山野菜のサンチュ、キムチ、デザートまで。これだけのフルコースが6,000円~。最上級コースには1頭から4人分しかとれないシャトーブリオンも供される。


モットーは産山の言葉で言う「余らにゃ、足りん・足りないとは言わせない」。これでもかと肉が食べられる店。だからお客は大満足。9割以上がリピーター。もちろん、軽く食べたいという方も、肉の直売コーナー脇のテーブルでカジュアルに食べられる(私はここでステーキ丼を食べた。こちらも豪勢でした!)。


それと、もうひとつ忘れてはならない人気商品が「ぐるぐるウインナー」。口当たりが良く、もっともっとと、いくらでも食べたくなる、まさに食欲に火をつける旨さなのだ。一度食べたら、スーパーで売っているウインナーにはもう戻れない。旨味が凝縮している一品。実はこのウインナー、村へふるさと納税で50,000円以上を納めた方に贈られる商品にも選ばれている。これが欲しくて、毎年納税する人が出てくるのでは、と思えるほど風味は最高級。


記者余談 :
取材中に地元の方が来て、イノシシのベーコンを注文。時には鹿肉のベーコンもあると言います。
1番人気、グルグルウインナーを、うちの息子に買って帰ると、パン食い競争のように食べて「おかわり!」。ああ、もう、普通のウインナーには戻れません。